古物商許可が必要となる場合

古物とはどのような物をいうのか。「古物営業法」ではこのように書かれています。

1. 一度使用された物
2. 使用されない物で、使用のために取引されたもの
3. これらの１、２の物品に幾分手入れをしたもの　

一度使用された物は、本来の使用目的で購入し使用した物のことをいいます。２の使用されない物品で使用のために取引された物とは、使用する目的で購入したが、使う機会がなく売却してしまう物のことをいいます。それらのものを修理や用途をかえない加工のことが幾分手入れをした物にあたります。

上記の１~３にあてはまる物のすべてが「古物」というわけではなく、古物は次の１３品目に分けられます。この１３品目に該当するものが「古物」ということになります。

1. 美術品・・・絵画、彫刻、工芸品
2. 衣類・・・洋服、着物、その他衣料品、敷物類、布団、帽子
3. ​時計・宝飾品類・・・時計、眼鏡、コンタクトレンズ、宝石類、装飾具類、貴金属類、模造小判
4. 自動車・・・自動車本体、タイヤ、バンパー、カーナビ
5. 自動二輪車・原付・・・自動二輪車本体、原付本体、タイヤ、マフラー、エンジン
6. 自転車類・・・自転車本体、空気入れ、カゴ、
7. 写真機器・・・カメラ、レンズ、ビデオカメラ、望遠鏡、双眼鏡
8. 事務機器類・・・パソコン、コピー機、ファックス、シュレッダー
9. 機械工具類・・・工作機器、土木機器、医療機器、家庭用電化製品、家庭用ゲーム機、電話機
10. 道具類・・・家具、楽器、運動用具、CD、DVD、ゲームソフト、玩具類、日用雑貨
11. 皮革・ゴム製品類・・・鞄、バック、靴、毛皮類、レザー製品、ビニール製品
12. 書籍・・・文庫、コミック、雑誌
13. 金券類・・・商品券、ビール券、航空券、各種入場券、切手、収入証紙